気になった新刊―『欲望のコード』(09/6/28)
バイト先の新刊棚で発見。
欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差 (ビジュアル文化シリーズ)
- 作者: 堀あきこ
- 出版社/メーカー: 臨川書店
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本
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これまで男性中心に考えられてきた「ポルノ」を、女性の性的欲望の肯定という視点で捉えなおすことを目的に、「性的表現を含む女性向けコミック」から女性のセクシュアリティ観を読み解く。
bk1の説明から
表紙絵は井ノ本リカ子、Benny's。
ビジュアル文化シリーズっていうやつから出たらしい。マンガやアニメの過去、現在、未来について、多方面から鋭くアプローチするシリーズだとか。
パラパラと立ち読みしたがなかなか面白そうだった。しかしバイト先で買うのには躊躇してしまったw
いわゆる「やおい」について女性の側からのまとまった分析は、その市場規模とか影響に比するとまだまだ少ないように思うのでどしどしやるといいと思う。
そういえば書店でバイト始めて驚いたことの一つに、
「BLってこんな売れるのか!」
ていうことがある。女子中高生から年配の淑女まで幅広く愛されてますよ、はい。
男から見るとああいう形でのエロの消費というか楽しみ方っていうのは謎すぎるのでずっと気になっている。斎藤環の影響もあるが*1。
今、にわかに盛り上がってる児童ポルノ関連の問題に興味のある人が読んでも面白いかもしれない。男性向けエロマンガについての言及もあったと思うし、違った角度の視点を得られるはず。
BLは「虚構の性」と「現実の性」っていうのを考える上で興味深いサンプルだからね。