5時前から酒を飲んでいる/10月10日の晴れぢから/ジジェク先生

なんというそうろう。コンビニで円熟を買ってきた。

母親に「ビールなら家にあるのに」とあきれられた。

「つまみみたいなのあるー」と聞いたらわさび風味のピリカラつまみを出してくれた、ありがたい。


朝起きてから母親も言ってたけどやっぱり10月10日は晴れたのだった。

東京オリンピックの開会式が起源であるこの日は統計で決められたという。

それがハッピーマンデーだかなんだかのおかげで変な日にされて今年は雨だ。

去年も体育の日は微妙な天気だった気がする。


以前、スピリチュアルショップの店長をされてる友人が、

「占いって統計なんだよ」

という話をしてくれた。僕は「あーなるほど」と納得しつつも

「統計も占いみたいなもんだよな」

と思ったのだった。

それにしても「占いが統計」だとしたら僕としては実は非常にがっかりするんじゃないかと思った。

「占い」っていうのはなんも根拠がないからこそ「占い」だと思うから。

人は根拠が見つからない、あるいは見つけられないものにこそ熱狂するのだ。

ジジェク先生もそんなことを言ってたんだと思う。『イデオロギーの崇高な対象』とかで。

読んでないけどさ。「萌え」とかもよくわからないから熱狂するわけだよ。

そういや10月10日が「萌えの日」だなんて話もあったね。

十十
日月


そういえばこのジジェク先生の動画はよかった。


僕は英語が弱い上にジジェク先生もなまってて何言ってんのかよくわからなかったんだけどついつい最後まで魅せてしまうジジェク先生の語りの魅力には驚いた。スティーブ・ジョブズのプレゼンにも通じるようなアツさが伝わってくる。
だってこんなにマジになって下ネタ話してんだぜ。最高じゃないかジジェク

via.空中キャンプ - スラヴォイ・ジジェクの映画教室

「今日ここでみなさんに見てもらいたかった、とてもいい映像の素材があるのですが──持ってくるの忘れちゃったんだけど──マイケル・カーティスの「カサブランカ」にこんなシーンがあります。そのシーンでは男女の口論があって、その後ふたりが仲直りをして、抱き合って、そこでお決まりのフェードアウトになる。ハリウッドではよくあるパターンです。それから2秒半ほど、カサブランカ空港や塔なんかが映って、さっきとまったく同じ、ハンフリー・ボガードのいる部屋の場面にもどってきます。そういうシーンがあるわけですね。そこでひとつの疑問がわく──もちろん卑猥なやつです。「こいつらやったのか?」

ここで会場に笑いが起こるがとにかくジジェクは話し続ける。5分間ほぼ同じテンションでぶっ続けでしゃべる。ジジェクがラジオなんかやったら面白いだろうな。こういうふうに知的な話をユーモアを交えつつアツくしゃべれる人ってあんまりいないような気がする。こういう非言語的(ノンバーバルとかとも言うか)な部分でも人は魅了されるということのいい例だと思った。けどそういうのって勉強して習得できるものじゃないんだよなぁ。いつのまにか身についている、あるいは場数を踏んで身につける能力だと思う。こういう能力は伝えるのが難しいと思った。