「20世紀の大きな振り子」椹木野衣 文化の震度10

新潮9月号より。
この人の本も買ってなかったなー。村上隆とよく対談して前から興味はあったんだけど。
大西洋を挟んだ、アフリカ西海岸、ミシシッピ・デルタ、シカゴ、ニューヨーク、イギリス、ヨーロッパなどを舞台としたロック・ミュージックの振り子のように動いていった「運動(ムーブメント)」を今年に入って発表されたロバート・フリップて音楽家の「エクスポージャー」の完全版の「一種独特な混在感」の由来を探るかたちで解説・批評されてる。
カタカナの固有名詞が多くてよく分からんとこがかなりあったけど(洋楽はわからんです)、かなり興味深い内容だった。
70年代初頭から盛んになったオルターナティブ・スペース(美術、音楽、演劇が自由に交流できる共有空間)の話とか、20世紀の「運動」を振り子の運動に喩えるとことか。

やっぱこの人の本買ってみるかな。