買ってしまった
とうとう金欠、給料日まで過ごせそうにない。こうなったら奨学金マジックにたよるしか…!
『「ニート」支援マニュアル』
ニート世代の著者による、ニート支援本の決定版!
- 作者: 工藤啓
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/11/12
- メディア: 単行本
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斎藤環氏(精神科医)推薦
「本書はさまざまな意味で画期的な本である。
就労の価値を押しつけない。同世代ならではの目線の低さがある。
当事者のみならず、家族支援の具体的な方法論がある。
そしてなにより、シンドクならない楽観性がある。
新世代のニート支援は、ここから始まる」
帯にさ、こんなこと書いてあんだもん。
見た瞬間手にとってレジ行っちゃったよ。
このタイトルだが、推薦者のある著書を思い出させる。
- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
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この『「ニート」支援マニュアル』と斎藤氏のタイトルを見比べていて思ったのだが
この本でなぜ斎藤環は「救出」なる言葉を使わなければならなかったのか?
という疑問が湧いた。
斎藤環をよく読んでる読者なら分かると思うが、彼の「ひきこもり」に対する態度には両義的な側面がある。その両義性については宮台真司が斎藤環との対談の中でも述べている。
■ひきこもりは治療されるべき問題か(『OK?ひきこもりOK!』p149〜)
宮台:…略…斎藤先生ご自身は、ひきこもりを悪いことだ、治療されるべき問題だ、と真剣に思っておられるのでしょうか。実は斎藤先生の本を読んでいると、本当はそう思っていらっしゃらないような気もするので(笑)。p149
…
宮台:斎藤先生の著書やコミュニケーションから伝わってくるたたずまい的な印象から言うと、秘めた両義性を感じます。…p153
斎藤の本の中身をちゃんと読んでる人なら誰しもが感じるはず。
斎藤はこう答えている。
斎藤:僕は「ひきこもり」を単純にも否定もしませんが、全面的に肯定もしません。その理由は、いずれも現実に対する「有効性」に欠けるからです。…
単純な否定は紋切り型。全面的な肯定は無根拠に「大丈夫」だとか、ひきこもった天才、偉人を持ち出す…。
これらはごく一部の、こういうメッセージに共感できる人しか救えない。
ここで欠けているのは、「ひきこもりを抜け出したい」と切に願っている人たちにとって役立つような、具体的な方法論です。
そうか、そうだった。だから「救出」なのか。
そして
具体的な方法論=『「ひきこもり」救出マニュアル』
というわけか。
あっさり疑問解決、したのかな??。
『「ニート」支援マニュアル』はおそらくその「ひきこもり」から救出した、あるいはされた先の段階にいる働かないでいる人、あるいはその前段階にいて、斎藤環の言う悪循環する「ひきこもりシステム」に囚われずにいるが働けないでいる人、を問題にしているのだろう。いや、「ひきこもり」に先も前もないか。ひきこもりとひきこもりでないニートの差はほとんど誤差程度のものかもしれない。誰しもが一度その悪循環の密室に囚われれば、それを解除していく鍵がないかぎり、密室は解体できない。ひきこもりでないニートは、絶妙なバランスでその密室を回避しているのだ。そのバランスには支援が必要なものもあるだろう。
とりあえず読んでみるか。
- 参考:永冨奈津恵氏による書評↓
『生命記号論』
- 作者: ジェスパーホフマイヤー,Jesper Hoffmeyer,松野孝一郎,高原美規
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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こんなちょっと怪しげな本にハマってしまうとは思わなかった…。
いや、怪しげかと思ったけど、論理はすごく一貫してるし、著者の動機も、言いたいことも大方理解できている、はず。
前のエントリーで書いた「エクリチュール」とか「記憶」とかとの問題と繋がる部分もモロにある。
それについてはこれまた後々…。
行き詰ったかのようにも見える「科学」に新たな視点を与えてくれる、というかみんな多かれ少なかれこういう「生命記号論」的な視点を持っていると思うんですよ、そういう視点に気づかしてくれる上でも、この本は重要な意味を持っていると思う。
久々に本を赤線だらけにしてしまった。もう古本とか出せねぇや。
以上、ブックファーストにて。もうしばらく行くのは控えよう…。
残り
生協で買った。
- 作者: 長岡洋介
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/07/06
- メディア: 単行本
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ノイマンの夢・近代の欲望―情報化社会を解体する (講談社選書メチエ)
- 作者: 佐藤俊樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/09
- メディア: 単行本
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「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21)
- 作者: 大塚英志,大澤信亮
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: 新書
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最近、自分で文章とかレポート書いたり他人のそれを読んだりして、僕の文章がひどいものであることに改めて気づいて、ついこんなものを…。勉強します…汗。
一割引で新書一冊分ぐらい割引になった。ビバ生協。