【新刊巡回】ミドルワールド

ミドルワールド 動き続ける物質と生命の起原

ミドルワールド 動き続ける物質と生命の起原

マクロでもミクロでもない、生命とも密接な関係のある複雑でランダムな“ミドル”領域を、
ブラウン運動などを中心に考察しながら探る科学系の新刊。面白そう。

【立読】建築する動物たち

建築する動物たち ビーバーの水上邸宅からシロアリの超高層ビルまで

建築する動物たち ビーバーの水上邸宅からシロアリの超高層ビルまで

ネズミの地下マンションや小鳥の美しい小屋から、
果てはアメーバの持ち運び式住居にいたるまで、数々の驚きの実例を紹介。

人間とはまったく異なる建築原理を明らかにし、
生命の無限の可能性を示す動物学の新たな決定版。

面白そう。養老孟司が帯で推薦してた。毎日新聞で紹介してたらしい。

スティグマジーに拠点準拠って漢字が振られててちょっと違和感。まぁ意味は合ってると思うけど。

【新刊】ロボット、リーマン予想など

■ロボットとは何か

ロボットとは何か――人の心を映す鏡  (講談社現代新書)

ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)

この先生はキャラ良すぎだろw
自分に似せて作ったアンドロイドの写真とか何度見ても吹いてしまうんだがw
p26の「女性型アンドロイドと私(キリッ)」みたいな写真とかもかっこよすぎるw


リーマン予想がわかる

数学セミナー増刊 リーマン予想がわかる 2009年 11月号 [雑誌]

数学セミナー増刊 リーマン予想がわかる 2009年 11月号 [雑誌]

いいタイミングで出ましたね。
この前NHKスペシャルで特集されて話題になりましたリーマン予想をまとめたムック本。
桜井進さんによる「高校生からわかる―超入門・リーマン予想」が素晴らしい。ここまで易しく詳しい解説は見たことないわ。図やグラフがたくさんあって面白い。


リーマン予想の150年

リーマン予想の150年 (数学、この大きな流れ)

リーマン予想の150年 (数学、この大きな流れ)

こっちはは歴史的背景から最新の成果まで多少専門的に解説されてます。日本のリーマン予想研究の第一人者、黒川信重先生の新刊。
素数は点ではなく円ではないかってとこの話はよくわかんないけど好奇心をくすぐる。
Nスペや上のムック本で物足りなかった方におすすめ。


■自由をつくる自在に生きる

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

森博嗣による啓発本。
苫米地とか最近のホリエモンと似たようなこと言ってる所があったりして面白い。


デザイン言語入門

デザイン言語入門―モノと情報を結ぶデザインのために知っておきたいこと

デザイン言語入門―モノと情報を結ぶデザインのために知っておきたいこと

キーワードがまとまってる。


以上、品揃えがイマイチな大学生協より。

本屋巡回『アメリカの公共宗教』などその他

本屋で立ち読みした本を取り上げながら内容と全然ちがったこと話したりするコーナー。

*宗教
アメリカの公共宗教

アメリカの公共宗教―多元社会における精神性

アメリカの公共宗教―多元社会における精神性

タイトル見てメガチャーチのこととか詳しく書いてあるのかと思ったらちょっと違ってた。
アメリカの宗教史のような話。それはそれで興味深い話ではあるが。


メガチャーチについては前にNHKで取り上げられて話題になりましたが、僕も衝撃を受けて割と関心があるのです。

興味深いのは、こうした一つの宗教団体がショッピングモールなどを抱え込むことによってある種の公共性を担っているところ。

 今、アメリカでは「メガチャーチ」と呼ばれる巨大教会を拠点に信者が急増。来年行われる大統領選挙にも影響を与える勢力として注目を集めている。メガチャーチはショッピングモールのような施設にレストランから託児所まで備えた一種のコミュニティー空間。格差や競争で分断された人々が集える「場」となっている。…

現代の風景 - 随想 吉祥寺の森から : メガチャーチ・巨大教会が政治を動かす


あと、宗教でありながら個人主義的な要素が強いように見えるところ。

 一方で、メガチャーチ接触した人は、理念として作られた計画に従うよりも個人的なニーズを充足させようとしており、その例としてメガチャーチ出席者の半分近くはそこでボランテア活動には加わらず、また4割弱は教会活動の『中心』にはならないことが分かった。

米のメガチャーチ、45歳未満層に人気 : クリスチャントゥデイ


日本でメガチャーチのようなものが現れるかは分からないけど、今の新宗教の中からそういう方向性を持ったものが出てくる可能性はある気がしている。


■よくわかる!日本の新宗教

よくわかる!日本の新宗教 (SAKURA・MOOK 30)

よくわかる!日本の新宗教 (SAKURA・MOOK 30)

というわけで島田裕己監修の新宗教解説本。
宗教団体の財政状況などまで載っててなまなましい。


■完全教祖マニュアル

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

そんな新宗教立ち上げてみたい方へ(笑)


*その他

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仏陀語録bot

島田裕己先生の『「仏陀語録」オリジナル』(仏陀再誕ではありません)から仏陀の発言を一日一回くらい孫引きしてつぶやいてる気まぐれ手動botをリリースしましたー。
よかったら見てあげてください。

*再誕はしないのでご了承ください。

[仏陀語録]オリジナル

[仏陀語録]オリジナル

『宇宙から見た地球』 - 図書館にて

宇宙が生んだ芸術作品だな…地球は。

宇宙から見た地球

宇宙から見た地球


宇宙から見た地球表面の写真が大きく180ページ近くに渡って載ってる。

自然界の美しいフラクタル構造が目に見えてわかるわ〜素敵。

図書館で立ち読みなう。

新着図書11/11

なんだか今日は気になる本が図書館に色々入ってた。

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

いつか読みたい


プロジェクト・ナレッジ・マネジメント―知識共有の実践手法

プロジェクト・ナレッジ・マネジメント―知識共有の実践手法

  • 作者: ニックミルトン,Nick Milton,梅本勝博,石村弘子,シンコムシステムズジャパン
  • 出版社/メーカー: 生産性出版
  • 発売日: 2009/09/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人
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知識共有とかあれこれ。


ナショナリズム論・入門 (有斐閣アルマ)

ナショナリズム論・入門 (有斐閣アルマ)

ナショナリズムに関する議論が網羅的に取り上げられてる。読みやすい。


傲慢な援助

傲慢な援助

外から第三者的に見るプランナー(Planner)的やり方では貧困問題は解決できない。ビッグプランは有効ではない。
現実の中に身を置くサーチャー(Sercher)的やり方にシフトした方がいいってなことを言ってる。
ユートピア社会工学への警鐘。


社会の社会〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)

社会の社会〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)

ルーマンのシステム論がルーマン自身によってまとめられてる。
これは近いうちに挑戦したいぜ。


イノベーション・アーキテクチャ―イノベーションの戦略策定の方法論

イノベーション・アーキテクチャ―イノベーションの戦略策定の方法論

  • 作者: ヒュウゴチルキー,ティムザオバー,佐藤亮,柴直樹,高井徹雄,高橋真吾,河合亜矢子
  • 出版社/メーカー: 同友館
  • 発売日: 2009/09/01
  • メディア: 単行本
  • クリック: 1回
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イノベーションのシステムを理解するためにアーキテクチャの概念が有効だってことを言ってる論文。
面白い論文だと思うけど翻訳の方は後ろの参考文献が抜けちゃってるような…いいのだろうか。
本に載ってる図を見て思ったがアーキテクチャて階層的なシステムのことと捉えていいのかな。


ナラティヴの権利――戸惑いの生へ向けて

ナラティヴの権利――戸惑いの生へ向けて

気になる本だけど当分読みそうにないかもなぁ。

以上、大学の図書館から。