貯金でなく「信用」を―『新資本論』堀江貴文
ホリエモンの新刊。宝島社新書から。
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 新書
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対談と文章がちょこっと載ってる感じに見えたのであんまり中身期待してなかったのだが、これがめっぽう面白かった。なんかホリエモン文章うまいし。簡単な表現でおカネの本質をスパっと言い当ててしまうのが読んでて気持ちよかった。
まぁ最近こういう「お金」にまつわる本はいっぱい出てるから「お金は信用である」とか「お金はヴァーチャル」とか耳にタコなんですけどーていう人もいるかもしれないけど、ホリエモンはそこらへんを、そういう分かったような言葉を並べるだけじゃなくて、「具体的にそれがどういうことなのか」を僕らが実感ができるように語ってくれる。お金を知り尽くしてしまった人間だからこそこういう語り方ができるんだろうな。
ホリエモンはなんだか変わった気がする。何か悟ってしまったような雰囲気がある(笑)
僕も以前のホリエモンにはあまりいいイメージ持ってなかったんだけど、今の彼の考えにはかなり共感できるし理解できる。
170ページと短いながら金融危機、派遣切り、住宅ローン、銀行不要論、ベーシックインカムから投資、起業のことまで現在のホリエモンの考え方がわかる。
記事タイトルはその中で印象に残った話から。おすすめです。