筑波批評社

もう文フリ当日になってしまったが先日の続きを。

もう一つ僕が応援していると言ったのはゼロアカ道場に道場破りとして参加されてる筑波批評社のことです。例によって個人的な思いしか書かないので応援になるか分かりませんが。

なので筑波批評社と今日秋葉原である文フリについての詳細はこちらで


代表のid:sakstyle君ははてなダイアリーでかなり前から知っていた、それも3年前とかそんくらいだったと思う。

当時も東浩紀について書いてるはてなの書き手は多かったが、彼の文章はその中でも際立っていた。

今も彼のブログ等を見ても分かると思うが、書評などで時折見せる問題整理の速さと明解さ。批評社Ustで彼が話をまとめるときにもそれは発揮されている。その能力、知性を彼はますます上げてきたように感じる。

そしてさらに彼はそれだけではないことをこの1年で思い知らされた。「筑波批評社」という組織を立ち上げ、書き手を集め、出版をする、というプロデュース、編集能力まで彼は持ち合わせていた。今回の文フリで出る批評誌にもその能力が発揮されている。若手建築家の藤村龍至へのインタビューなどはまさにそうだろう。

これは並大抵のことではない。
まず大学行けば誰でも分かると思うが残念ながら批評、とりわけ批評の書き手を見つけるのが難しい、てか普通ほとんど見つからない(笑)

まず筑波批評社が驚きなのは福嶋さんもブログに書いてたが、同じ大学にあんなに何人も批評とかについて考えたりしているのがいるのも驚きだし、さらにそれが集まって何かちゃんと活動してることに驚きだ。

筑波批評社みたいなことは同じゼロアカに出てる村上君とか僕とかが大学時代にやりたかったことでもあった、はず。けど結局中途半端になって、できなかった。それは僕の能力のなさでもあるし、それ以前に人が集まらなかったせいでもあった。

なんというか彼ら自身がそれをどこまで自覚しているか分からないが、筑波批評はほとんど奇跡のような存在に思う。もちろんsakstyleをはじめとした彼らに能力があったからここまで成長したのだが、まず彼ら同士が出会えたことがすごい。あんなに楽しそうに批評とかについて語れるのは素晴らしい。正直うらやましい(笑)

彼らの存在それ自体がある意味で批評の希望そのものだ。

そんな彼らの批評誌が今日秋葉原で行われる文学フリマで出ますので是非買って行ってください。