脳機能科学者ドクター苫米地英人の本読んだよ〜

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~

このにくましいまでの表紙の胡散臭さですが、
中身の多くは様変わりした「ドラゴン桜」みたいな感じで、しかも「ドラゴン桜」よりも使えるエッセンスが超コンパクトに凝縮されてます。
そしておどろくべきほどの読みやすさ!これブログ書く上でも参考になるかも。
疑問点があるとすればリラックスに効果があるという呼吸法、
これの根拠がわかりません。実践せよということでしょうか。


人間てのは多かれ少なかれ「洗脳」されてるもので、その手法を自分自身に利用するテクニックを公開しているんだと思った。しかし、もちろん悪用も可能。
それで、この人はわざわざこんな胡散臭い表紙の本を作ってがんばってるんだと思った。
他人のためのわるい「洗脳」には自分自身にとってのよい「洗脳」を。
しかしフロイトの名を出しながら精神分析をスルーしているのはいただけませんな(笑)

けど本読んでて思ったが、


「この人は斎藤環と仲良くなれる!」
と思ったw


いや、この人の言ってる「抽象度を上げる」ってのはベイトソンの学習理論で言う「学習」のレベルを上げるってことで、
斎藤環は『文脈病』でジャック・ラカンの臨海点をベイトソンの学習理論で埋め合わせ、マトゥラーナオートポイエーシス使って架橋しようとしていたから、やっぱ対談相手として不足はないんじゃないかと思えてきた(笑)

文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ

文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ

面白く読ませて頂きました教えていただいた友人方に感謝します。本来ならば出会わない類の本なのでこれはありがたい。