Ken Yokoyama『ROCKIN'ON JAPAN』8月号

東浩紀の新刊を求めて近所の書店をさまよっていたら雑誌コーナーで「Ken Yokoyama」の名と彼の笑顔を見つけた、しかも「ROCKIN'ON JAPAN(ロッキング・オン・ジャパン)」8月号の表紙じゃないか、驚いた。
巻頭のページにも書かれているように彼、横山健がこの雑誌の表紙巻頭に登場したのは初めてのことだ。
これは僕が最近の日記にも書いたように、彼が言葉、とりわけ日本語とか意味を拒否していた「音楽」至上主義的に見えるふるまいによるものだと考えられた。とりわけ「Rock journalism」と呼ばれるもの「rock magazine」を「STUPID MAGAZINES」と彼は呼んでいた*1。「ROCKIN'ON JAPAN」はその「STUPID MAGAZINES」の代名詞とも言えただろう。
そんな彼もここ数年は少しづつメディア露出を増やしてきた。そんな彼のふるまいの変化を、古参のファンの一部では否定する者もいたが、彼の中の心境の変化を僕は感じていた。
この表紙の笑顔を見れば一目でわかる。

「僕にとって音楽って、もう生活のすべてじゃないんです。生活の一部で。だからミュージシャンがアルバムを作る時になんでそんな悩んじゃうんだろうって(笑)」

こりゃKen Yokoyamaの新アルバム『Third Time's A Charm』がすこぶる楽しみだぜっ!

*1:BBQ CHICKENS『INDIE ROCK STRIKES BACK』