が…「学問バトン」だってっ！？（気まぐれで追記、修正しています）
なんと葉っぱ大先生（id:kuriyamakouji）から「学問バトン」なんてもんを受け取っちまったぜっ。
元々は「メディア論バトン」だったもんをヒントに「トラカレ」のチキさん（id:seijotcp）が「学問バトン」を作ったらしい。ちくしょー「メディア論バトン」だったら斎藤環ぶって
「メディアは存在しない」
とでもうそぶいて華麗にスルーするつもりだったのにっ！
しかし、葉っぱ先生のご指名*1ということで、バトンとかめったにやらない僕が「鋭敏に反応して」みせましょう。良くも悪くも自分の勉強不足、馬鹿さ加減を披瀝するいいチャンスですからね。僕の言うことなんか信じるな！僕は真面目になんか答えてやらないんだからねっ（←さっさと始めろ
◆あなたの専門・専攻・得意教科は？
はてな大学・第二文学部・哲学科・地球惑星科学専攻
得意教科は古典物理とタマキ派精神分析
◆あなたは、どのようなテーマに関心がありますか？
サラ金、暴力（物理的な力）、ベーシック・インカム、アイドル論周辺
◆あなたは、なぜその専門・分野を選んだのですか？
なりゆき、ヘタレな上、抑うつ持ちで不登校だったので理論武装。
あと友人がことごとくオタクだから。
◆あなたが最も影響を受けた人と、その理由を挙げてください（複数人可）。
萱野稔人：今激しくハマリ中、おまえら読めよと言いたいぐらい。
矢部史郎：雑誌『VOL 2 (大型本)』に掲載の「魂の戦争が始まる」は泣いた。
斎藤環：こいつ先生の本さえ読まなきゃ僕はこんなことにはなりませんでしたよ（笑）
橋爪大三郎：真面目な人だよ。学問にすげー誠実。その姿勢に感服。
小室直樹：巨人。まさに大日本人。
東浩紀：戦後日本文化とニューアカが生み出してしまった奇形児（誤解されるかもしれないですが最大の賛辞です）
宮台真司はあえて挙げないっ！←挙げてるじゃん
◆あなたが影響を受けた本とその理由を、何冊か挙げてみてください。
- 作者: 萱野稔人
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/11/16
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
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さすが萱野！ヘタレサヨクにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる！あこがれるゥ！
冒頭から引き込まれてしまうぜ！ウラゲツ☆ブログでも書いてあったけど「そうそう、そういう話を聞きたかったんだよ、という感覚。高尚な論題を回りくどく長々と語られるより、がぜんリアルだし、ストレート」。しかも本質をちゃんと捉えてるからどうやったら伝わるかも考えて書かれていて読みやすい。今最もリアルな思想と言っても過言じゃないぞっ！
- 作者: 矢部史郎,山の手緑
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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矢部は「ヤブ」とか呼ばれるんだけどまぁそれはいいとして、彼の思考はとてもスリリングだ。
何たって「学生に賃金を」とか「労働者有罪」とかはたから見たら「ハチャメチャが押し寄せてくる」ようなことを突然言い出すんだけど、その一言一言が問いであり、現実に鋭い亀裂をもたらす。
活動家というだけあってそこらの坊っちゃんとは言うことが一味も二味も違う。アホの外山恒一ｗとは比べ物になんないぜ！
現代思想界のサイヤ人。「わっきゃない(Z)ゼーット!!」*2
痛快!憲法学―Amazing study of constitutions & democracy
- 作者: 小室直樹
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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「日本国憲法、お前はもう死んでいる！」とお前ケンシロウかっ！と叫びたくなるぐらいの冒頭で始まるこれまた一気に引き込まれてしまう良書。しかも先生と生徒の「対話形式」で書かれているからこれまた読みやすい。「憲法改正」が叫ばれる今だからこそ読まれてほしいね。
- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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ジャック・ラカンのおかげです！
新興宗教かっｗｗまぁけどラカン読んでもぶっちゃけ絶望するだけですよｗ
ジャック・ラカンに絶望した！
絶望したい人に超おすすめ！
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
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そこから宝探しをするのが僕たちや若い世代の仕事。
言語ゲームと社会理論―ヴィトゲンシュタイン ハート・ルーマン
- 作者: 橋爪大三郎
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1985/08/30
- メディア: 単行本
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まさかウィトゲンシュタインをこんなにあっさり片付けてしまうとは…橋爪、恐るべしっ！
◆入門者に、その分野の「入門書」として一冊お勧めするとしたら何を薦めますか？
上でも挙げたかやのんの「カネと暴力の系譜学」です。ヘタレインテリでごめんなさい。
かやのんはもちろんだけど、やっぱこれかな
空想哲学読本―アニメで読み解く、痛快哲学入門 (宝島社文庫)
- 作者: 富増章成
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
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アニメと漫画で哲学がわかっちゃうぜっ！おすすめしちゃうぞ！
◆あなたが考える、その専門・分野の「武器」はなんですか？
言葉と情報技術（google先生とWikipedia先生）
◆他人に「君、大学では何を研究してたの？」等と聞かれた場合、なんと答えるようにしていますか？
お酒の飲み方と空気の読み方(壊し方)、山の登り方、赤ふんの着用法、一発芸
◆あなたがその専門・分野に関して、一般の方に知ってもらいたいところは何ですか？
夢中になれる モノが
いつか君を すげぇ奴にするんだ
◆あなたがその専門・分野に今後期待することはなんですか？ あるいはあなたがその分野で達成したい目標はなんですか？
今後の期待とかは無い。目標もない。
ただ「僕と家族と友人たちが幸福に生きられること」を祈ってます。
あらあら最後はなんだか湿っぽくなっちまったぜ。
あ、これって誰かに回さなきゃいけないんだっけ？あーこういうのって苦手だなー。
そうだ！せっかくの機会なので僕がリスペクトしててちょっと付き合いとかあったりなかったりしてかつバトンとかやってくれそうな「学問」的ブロガーの方を紹介させていただきましょう。見てる人の参考にもなるかもしれませんしね。
バトンの質問はこちらから→学問バトン - 荻上式BLOG
まぁ自分を見つめなおすいい機会ですし、適当にやってみるのも面白いんじゃないかと思うよ！(投げやり)。ではトラバ送らせていただきます。以下順不同に。
(追記)
- kiyo1さん（just an old occurrence*）
おそらく同世代のブロガーの方。繊細な感性が文章から伝わってきます。
詩や本のレビューなどを書かれています。
興味関心が近いところにあるなぁと僕は勝手に感じさせてもらっています。
(追記)
「安倍なつみによる人類補完計画を推進する」はてな大学「アイドル論」専攻のホープ。
90年代後半に生まれた「モーニング娘。」から「アイドル」について考えられています。
内輪でしか語られることの少ない「アイドル」をもっと広い回路に繋げようと試行錯誤されてるように見えます。片隅からひそかに応援しております！「アイドル」論の必要性と重要性については判ってる方が少ないように感じるもので…*4。
何気にはてなの古参の方、淡々と日記を更新される姿が素敵です。けっこう前から拝見させて頂いてます。あと橋爪の特別講義で一回ニアミスしてるんですよ…実は。
色々幅広いです。演劇、ラーメン、サッカーなど、あとたまに授業のレポートとかもアップされてます。
ブログ読んでたらたしかガチ哲学科らしいのでちょっと期待。
哲学系の本のレジュメを書いたりしてて僕は読んでもいないのに読んだ気になれてお得(←おれ本読め
興味関心がかなり似ている（気がする）のでちょくちょく読ませていただいてます。
都内某公共政策大学院を修了された方。以前何回かお会いしましたが真面目な方で読書家です。
東浩紀の講義を毎回アップされてた方。情報工学を学びながら呉智英の講義を聴きに早稲田に潜ったりマンガを描かれたりする。器用そうでうらやましす。
文学と哲学とサブカルチャーがごっちゃになってなんか大変なことになってしまってるすごい人。
彼のラジオを聴いたりメルマガの取り組み見たりすればわかるはず。
(追記)やって頂きました→http://d.hatena.ne.jp/emptiness/20070724#p1
そんな僕らを応援してくれるまともな人。あれ、まともってなんだっけ？
学生生活をエンジョイしつつ勉強家。要領良さそうでギザウラヤマシス(^ω^;)(;^ω^)
(追記)やって頂きました→http://d.hatena.ne.jp/kingworld/20070724#p1
まぁけど僕が回さなくてもこの人にはいつか回りそうだよねこういうバトン。最近あかね行ってなくてなんかわるいねっ！
他にもたくさん尊敬する方はいらっしゃるし、僕が紹介するまでもないのですが、トラックバックを送る勇気が僕に足りない！
けどもう一人思い切って送らせていただきます！
難解と言われるルーマンの読解をされている社会学者の方。ポッドキャストで議論を配信するなどして情報公開されています。いかんせん僕には難しすぎてついて行けない部分が多いのですが、こういう情報公開の試みなどの姿勢に感服いたします。
以上、思い切って送らせていただきました。興味を持たれた方はぜひアンテナやRSSに登録してみてください。
これにてバトン受け取らせて頂きました葉っぱ先生の期待に沿えたものかは甚だ不安ですが。若気の至りということでここは一つ…。
それでは、トラバ先に尊敬と感謝の念を込めて、失礼致します。
