先週の文フリ

まず謝らなければならないのは僕の彼女が昼寝しすぎて寝坊して来れなかったことだ。

なんだか知らないが会えるのを楽しみにしていた人が意外にいたので、ごめんね!


各所でレポートが上がってるので来れなかった人も分かると思うけど、ゼロアカ効果で僕の予想通り、というか予想以上の盛り上がり。あの伝説の第1回文フリは余裕で超えた。思わず打ち上げのときに東さんに「大塚英志超えましたよ!!!bbb」とか言ってしまった気がする。東さんもそのあと大塚英志をdisったりしてた気がする。「おまえの公共性ってなんだよww」だったけwここらへんはうろ覚えなのであまり真に受けないように。


最終批評神話のブログで村上君に書かれてしまったが、僕は不覚にもゼロアカ結果発表のところで号泣してしまった。東さんとかに見られて「なんでおまえが泣いてんだよw」とか言われて「号泣キャラ」「号泣男」認定されそうになったw正直、あのとき泣いてしまったのは自分でもあまり整理できてないのだが、自分でもいくつか理由はわかる。

まず、ゼロアカ始まる前から応援していた村上君が4次試験通過して嬉しかった。

自分が「面白い!」とか「すげぇ!」とか思ってる人や作品が、他の人にも「面白い!」「すげぇ!」と思ってもらえることに僕はすごい喜びを感じる。そういえば僕にとってはPerfumeもそうだったし、今もそうだ。去年あたりに何だかよく分からないが僕がPerfumeについて色々と書いてみてたのはPerfumeの「面白さ」とか「すごさ」を他の人にどうにか伝えようともがいていたんだと思う。

そういえば、去年アキバの石丸電気であったPerfumeのインストアライブでも僕は泣いてた。なぜかチョコレイト・ディスコで泣いてた。自分はあまり泣かない方だと思っているが意外にどこでも泣いてるなw


あとは「批評」というテーマでこれだけ多くの人が盛り上がれるんだということが嬉しかった(まぁ今回は「お祭り」だったのだが、それは置いといて)。
斎藤環東浩紀を通じて批評を読むことにはまった地方の高校生だった自分にとって、批評は孤独に楽しむものだった。それはそれで有意義ではあったのだが、すぐにフラストレーションが溜まって「東京に行くしかないな」と思った。当時の僕にとっては「東京に行けばこういう批評とかについて考えている人がいるんだろう」とホント素朴に考えていた。すぐにそれが間違ってたことに気づいたけどさww
だから今回の文フリの異様とも思える盛り上がりに感極まってしまったのかもしれない。


あと、最後の結果発表での東浩紀の苦痛の表情と声*1にやられてしまった。変な意味じゃなくてねw

ブログでも色々書かれていたが、今回、彼は得点をつける上とき、そして最後に急遽新たに通過者を選ぶ上とき、想像のつかないほどの苦労をされていると感じた。まさに「産みの苦しみ」、新世代の批評家を産みだす時のその苦しみに彼は苛まれているのだ。

今週の彼の講義の冒頭で「"お祭り"としてのゼロアカに"東浩紀"はいらない、しかし"東浩紀"が合格者を選ぶ、その板ばさみに悩んでいる」といった感じの趣旨のことを語っていた。なんだかその話を聞いてて、今回の「東浩紀ゼロアカ道場」ってのは東浩紀にとっての道場でもあるのではないか、とそんなことを思ってしまった。
(あ、そういえば東浩紀の講義に興味ある暇な方いらしたらぜひ聞きにきてみるといいですよ。今年はマジで面白いです)


まぁおそらく主に上のような理由とか諸々あって泣いてしまった。

やっぱ彼女来なくてよかった、と思った。おわり。

*1:吉田アミさんがブログで「おすもうさんみたい!」と言ってた