別解がバツになるような地方のアホな進学校に入ってしまった君たちへ
高校のとき数学にハマってた。今でもなんであんなにハマってたのか不思議なくらい。*1
僕にとって数学の楽しみの1つは、解き方が違っても必ず同じ答えに行き着くことだった。
別の解き方で考えることは、問題に対する視点を増やし、スマートに解くための方針を立てることに役立っていたように思う。それはもちろん受験に役立った*2(大学入ってから役立ってるかは知らんがな)。
この点から、僕はこの人のここの意見には反対。
しかし、逆に別解を何かすばらしいものであるとすることも、また誤り。既存の、しかも周知の法則や公式で紡ぎ出した回答は、結局意図された結果と同じ物を生み出したに過ぎず、回答の早さに劇的な差があってそれが積み重なりものすごい結果を生むならともかくとして、実際には単に通った国道の番号がちょっと違う程度である。それではただの正答との差は無い。ただの○以上たりえない。
国道の番号は違えど、他の道が見えている(注意:「知ってる」とはちょっと違う)ことは、事故で一般道が通行止めだったり渋滞にハマったときに役に立つじゃないか!
つまり、同じように別解、違う道が見えると、数学の世界をまるでGoogle Earthで眺めるように見えてくるのだ。
まぁ別解ぐらいでGoogle Earthは大げさだが、とりあえず、概念図くらいは得ることができる感じだ。*3
簡単な例を挙げる。
ある平面の座標の一点(2,3)を原点を中心に反時計回りに30度、回転させたあとの点の座標を求める。
このとき、真っ正直に座標平面とにらめっこしてガリガリと三角関数などを使って解くこともできる。
しかし、複素数平面を使うとこの問題は簡単な複素数の計算により簡単に求められる。
ベクトルと複素数の関係が理解できる問題だ。こんなことはてなで遊んでるような君たちの方が詳しいだろうが。
で、こんなエントリが話題になっている。
「高校の数学の試験で、授業で教えていない解答をすると×にするようになった」
「はあ!? 別解はご法度ということですかにゃ?」
「そうだ。中学ではあったんだけど、高校でもそうなった」
「高校って、もしかしてA高(僕らの母校で、いわゆる進学校)でそうなんですかにゃ!!??」
「そうなんだよ。まあ受験生になれば何でもアリになるようだが、1〜2年の定期テストでは別解が認められなくなった」
「工工工工工工工工工エエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェ(゚Д゚;│」
宮城の公立の進学校に通ってたが、こんなことはありえんな。教師は進学校で教えてるプライドとかないのか。
残念ながら、おまえらの母校はもう進学校とは呼べんにゃー(´・ω・`)
うちの高校は浪人しないと大学行けないようなアホばっかだったが、最低限のプライドは教師も生徒も親も捨ててなかったと思う。てかその話ネタか!ネタなのか!釣られたにゃー!!
まぁしかし事実だとしても、受験生になれば関係ないんだし、大学に入ればそんなのもっと関係ない。*4
できる器用なやつは、その「別解使わないゲーム」?ってやつに乗ってやればいいし、
数学できる(と信じてる)けど不器用なやつは、Z会の数学か「大学への数学」をやって、どっかの大手予備校の全国模試とか受ければいい。個人的に駿台がおすすめ。
高校1,2年とか予備校行かなくていい。
やろうと思えば1年の間に高校の数学自分でだいたい予習できる。少なくとも雰囲気ぐらいは。
「おれ数学の天才なんじゃね」とか思ったら数学オリンピックとかも挑戦してみるといい。
あのレベルを知れば、中学高校の数学なんてうんこだな、と思える。
高校レベルくらいの数学で「考える力(笑)」wていう境地にたどれるにゃ。
とにかく不幸にもそんなバカ進学校に入ってしまった諸君の健闘を祈るよ。見てるか知らんけどにゃー。
中途半端にid:tikani_nemuru_Mの「にゃー」がうつったにゃー!!
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旧・Z会ブログ(移転しました)- Z会キャリアアップコースBLOG(いつの間にかはてなじゃなくなってたのね、ちょっと残念)