マックポーク

マックポークを食べた。
kk君が言ってたとおりテリヤキと味は変わらない。

けどね、このことと、


ミートホープわるくないっ」

てことは僕は別の問題と考えるんだよね。


僕が一番おそろしいのは「『偽装』という行為に労働者たちが盲目に従っている」というシステムが成り立っていたという事実だ。

この『労働者』は何も考えなくていい。ただ作られたシステムの上に上手く適応すればよい。しかも疑問を持ったとしても、それを声高に叫んだり、抵抗したりすることもない。それはシステムにとってノイズになると思っている。めんどくさいことはしたくない。

彼らはだんだん何も感じなくなる。学習するのだ、無能であり続けることを。システムに盲目に従うことを。


肉に何が混じってようがどうでもよくなる。
そして、事が起こったときに私たちはやっと気づくのだ。

「とんでもないことをしてしまった」
と。


皮肉なものだ、日本の近代、高度成長において尊ばれた『労働者』が成熟社会の現在、『偽装』のためにこき使われているとは。

そしてこれは戦前から続く日本的な問題でもある。明らかに「負ける」と分かった「戦争」を明確な戦略もなしに続けた日本の旧軍隊。

あのときから続いているんだ。ずっと。

最近なら姉歯建築、ライブドア粉飾決算ミートホープ、国の借金が1人当たり600万円、

全てここから見れば同じ問題に見える。


別に全ての『偽装』が悪いと言いたいわけではない、
一番怖いのは「国家」の偽装だ。

美しい国」はその偽装に他ならない。


しかし、今の私たちには武器がたくさん用意されている。
国が美しかろうと何だろうと、私たちがそれぞれが欲望するものを求めればよい。

ゴミだらけの宝箱みたいなインターネットには、私たちにとっての欲望の可能性がいくつも眠っている。