某Perfumeスレから来られた方々へ―申し訳ありませんがここはファンサイトの形式にはなっていません…ごめんね。

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(追記)一番大事なファンサイトをわすれてましたっ!


笑われるだろうが僕はまず「顔」が見えないコミュニケーションが怖くて仕方がない。

以前にも書いたことだが、それに尽きる。

文字で瞬発力を要求される(と思い込んでしまう)メッセンジャーは相手が友人であろうと苦手だ。


そしてさらに苦手なものがある。そう「2ちゃんねる」(2ch)だ。


誤解してる人もいるかもしれないが僕は最近はほとんど書き込みはしていない。

告白すれば、

の39番に書き込みをしたのがここ半年では唯一の書き込みだろう。
あずまんごめんよ。
書き込みみてもわかってくれると思ってるけど、おれはいつもあずまんには期待してるよ。


そしてついに、
最近は進むのが速過ぎで見てなかった某スレにこれが貼られているようです。

僕にとっては光栄です。貼って下さった方、稚拙な文章ながら読んでいただいた方、
反論を下さった方、わざわざ僕を擁護していただいている方まで。


本当にありがとうございます。


賛否両論を生み出すエントリーを提出するのが批評家、あるいは一部のブロガーの仕事だと思っている僕にとっては2chという「顔」の見えない匿名の場でもみくちゃにしていただくのはありがたいことです。
マゾヒスティックな欲望を持つ僕にとっては多少ながら快楽ですらあります(笑)


今回の場合、逆に「顔」が見えないことが僕に一抹の余裕を与えてくれています。
ニートホープ死ね^^」という言葉は「^^」があることで許しを感じます。


そのほか批判を目に付いたものにひとつづつ答えていきましょう。


1つ目。

重鎮???
Perfumeのことは2006-09-26からしか書いてない超新参みたいだけど?


そこまで日記を見ていただいてありがとうございますw
ここはファンとしてもはっきりさせておきましょう。
僕がPerfumeを知ったきっかけは2004年の夏、
幼ななじみのベルギー人がうちに来て、開口一番にこう言いました。


ベルギー人「Perfumeヲ知ッテルカ?」


僕はとまどいましたよw
なんで彼が当時まだ広島ローカルでしか有名じゃなかった「Perfume」を知っているのかっ!


彼はゲーマーで、海外のフォーラム(日本の掲示板のようなもの)でPerfumeを知ったそうです。
伝説のスタフィー3」というゲームのCMソングをPerfumeが担当してたのです。
彼はそのゲームの情報経由でPerfumeを知ったそうです。
これはCD化されておらず、YouTubeを探しましたが音源を見つけられませんでした。
参照:http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/%C5%C1%C0%E2%A4%CE%A5%B9%A5%BF%A5%D5%A5%A3%A1%BC/detail.html?LINK=1&kind=epedia
ちなみに1はベッキー、2は和希沙也、4では℃-uteがCMソングを担当しています。


僕のPerfumeとの出会いはこれがファーストインパクトです。


以前、僕がPerfumeはローカルなグローバルアイドルと言ったのはその体験がショックだったこともあります。
なんだか世界や社会がインターネットによって完全に変わりつつあるのをその日リアルに感じました。


モノクロームエフェクトそしてそれまでアイドルに触れたこともなかった僕はベルギー人の彼とともに「ビタミンドロップ」の発売イベントへと向かいました。これが僕の始めての「Perfume」とのファーストコンタクトです。
そのイベントで「スウィートドーナッツ」「モノクロームエフェクト」「ビタミンドロップ」までCDを全て買い、3回握手しました。ここで僕がアイドルの握手会への異様さを感じた話もありますが、今は置いておきましょう。


2つ目。

そいつが武装してると思ってる論理は古くっさい
今時中森明夫の名前を出す奴なんていない


はっきり言いますが僕はあのエントリーで中森明夫は批判してます。そこまでは読んでください。
少女たちの「かわいい」天皇―サブカルチャー天皇論 (角川文庫)あのエントリーではオブラートに包みましたが、彼の「アイドルにっぽん」での「アイドルは天皇」云々は既に大塚英志が「少女たちの「かわいい」天皇―サブカルチャー天皇論 (角川文庫)」で既に通り過ぎたはずの道です。
さらに僕は先日、いつかの横浜美術館の「アイドル!」展において、辛酸なめこ×もう一人(名前忘れた)の対談を友人と聴きに行ったのですが、そのトークショーにおいて既に辛酸なめこが、


「結局、天皇が日本の最高のアイドルなんですかねぇ」


とあの独特のしゃべりで言ってしまっていたのです。
アイドルにっぽん僕は彼女の感性を評価していますが、僕は中森明夫に彼女でも言えるようなレベルのことを期待していないのです。いわばもうこの本の冒頭で、彼は大塚英志に既に敗北しているのです。


簡単に言えば、僕は現在の日本において「アイドル」を語り示し、評価するための参照軸が無いことにいらだっているんです


みうらじゅん×リリーフランキーは「SPA!」において「グラビアン魂」という連載をしていますが、僕は本屋で見かけた際、あの連載を必ずといっていいほど読みます。
それはあの対談の中に、「グラビアアイドル」を語り示すための言葉があるからです
彼ら2人は独特のカテゴライズで「グラビアアイドル」を語る枠組みをつくっています。
僕は彼ら2人の連載の単行本化を心待ちにしている次第です。
はっきり言えば中森明夫のアイドル論は前世紀の遺物と言っても過言じゃありません。


あと自分で言うのもなんですが僕はハンパなく理論武装してますよ^^
それは僕が生きるためです。そして生活の一部です。
女性たちが美容のためヨガに通うように、僕は現代思想サブカルチャーを勉強しているのです。
そこらへんは普通の人間じゃないですよw自分でも笑えるほどに、かわいそうなほどに。


僕は「人間」という無駄に大脳新皮質が発達して「言語」とか持っちゃった「人間」という「動物」として「言語」のポテンシャルを最大限に引き出したいっ!と考えてしまうのです。
笑っちゃうでしょう。笑ってください。
けど、今の僕にはこの方法しかないのです。
以前演劇などにもかかわりましたが僕には限界を感じました。しかし「演劇」は今でも追っているつもりです。それは彼らがその場の一瞬一瞬のはかない時間に「」を込めてるからです。
みうらじゅん×リリーフランキーの連載のタイトルも「グラビアン」でした。

では僕のブログタイトルも「Perfume魂」にすべきなのでしょうが僕には恐れ多くてできません(笑)


3つ目。
ブログでの批判もありました。

http://d.hatena.ne.jp/pizzaplz/comment?date=20070813#c

Perfume気に入ったみたいですよ。アイドルなのになんか良いなーって思った自分に酔って気に入っただけかもしれませんけど。アイドルなのに、アイドルだからこそ、なんて批評なんていらないっつの。バカかてめぇ。ギャップで喜ぶとか何歳だよシネヨバカ

いい文章だなぁ。ギャップというか色んな魅力あるのが楽しいとPerfumeにおいて僕は思うけど、pizzaplzさんはそういうのすら超越してPerfumeの存在そのまま楽しめよバカ!って言ってるみたいでいい文だと思った。
アイドルを語るのに語り手に「愛」をその都度要求するなんてちょうきもいんですけどダイノジ大谷のあの文章にしたって、メディア的なところからしかアイドルを感じたことない・知らない人間が思うアイドルとは!という感想が面白かったのであって、決してあれは批評的ではないし、批評的であるとするなら、そのようなダイノジ大谷の立場を鑑みての状況を併せて読む必要があるにきまってるじゃん。

後半のダイノジ大谷氏の発言については知りませんでした。不勉強者で申し訳ない。


前半の引用の一文について、
こういう解釈は人によっては怒ったりしちゃうのであんまり言いたくないんですが、


明らかにPerfumeのアイドル性を「否認」していますね。


「否認というのは否定して認めることだ」というどっかの精神分析医が言った言葉がそのまま当てはまります。どう見てもそのコメントは「アイドル」にこだわっているじゃないですかw
Perfumeの存在そのまま楽しめよバカ!」というのはアリですが、僕はそれでははっきり言ってPerfumeファンはどっかのカルト団体と同じになってしまいます。そのために言葉、批評が必要なのです。


僕の知らないどこかの誰かに、Perfumeの魅力を伝えるために。


あとこの情報書き込んでくれた方、ありがとうございます。

ロッキンオンJAPANの銀杏BOYZ峯田の連載で捧げる1曲として
「おいしいレシピ/Perfume

ソースを確認してませんが、峯田は僕にとって重要な位置を占めている存在なので彼がそういう選曲をするのは理解できます。


あと僕にとって一番うれしかったのは現役アイドルヲタからの反応でしょうか。

最初TEAM dreamという物語を信じることから、僕はこの日記を始めました。

やがてTEAM dreamDRMの物語が徹底的に否定され、破壊されていく過程の中で、

それでもたった一つの言葉は絶対に揺るがない。

パンドラの箱の最後の希望のような言葉があると、逆に確信しました。

彩ちゃんが大好き

結局この気持ちに勝る言葉や事象は僕にとっては存在しない。

これ以外の行動理由はない。

ただ、君の笑顔に会いたいから。

僕はどこまででも走っていける。


いつかのエントリでも書いたが僕は「キモイ部分をのばせっ!」と言われたことがある。
生き残るための逆転の発想だ。どんな矢印、ベクトルも伸ばしていけば何かがある。
そう信じている。