今日は「宮崎勤、再逮捕」の日―原爆、リトルボーイ、村上隆
らしいね。テレビつけてたらおもいっきりテレビでやってた。
それにしてもこの宮崎勤事件もそうだけど8月前半ってのは、原爆の日にしろコミケにしろ終戦記念日にしろ、色々日本にとって象徴的な事件が重なってるんだね。
村上隆が「リトルボーイ」*1とか言って原爆とか戦後とオタクを結びつけて考えるのも分かる気がする。
あれは大塚英志が相当キレてたけど。原爆落とした相手の国で何バカなこと言ってんだよって*2。
大塚の気持ちはよーく分かる。当然だよ。下手すりゃ相手(アメリカ)に原爆落としたことを正当化する理由をこっちの落とされた国(日本)が与えてやってるようなもんだからな、あれは。
けどあの展覧会で並んでる作品を見ればそうも言えないこともたしかに分かる。
あれは村上の考えた日本のアメリカあるいは欧米(旧連合国)への復讐でもあるんだよね。
いわば核の入ってない「リトルボーイ」をアメリカ、それも911テロもあったNYに落とし返してやってくれたんだよ、村上隆は。
まぁアメリカはそいつを喜んで受け止めてくれちゃったんだけど。
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