監督:豊田利晃

公式ホームページ見て知ったけど、なんか監督、逮捕されてるらしいね、知らんかった。まぁしかし、映画の中身には関係の無い瑣末なことだ。何があったのか知らないのでなんとも云えんとこもあるが。

ユーロスペースにて鑑賞。ファーストデー(2〜12月は1日が一律1000円)ということもあったのか、最終時刻の公演にはけっこうな列が…。けどこれ、ファーストデーてことだけじゃこんな集まんないよな。やっぱいろんなとこでひそかに話題なのですね。

〈何事もつつみ隠さず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う〉ということが決まりの郊外の団地に住む京橋家の物語。しかし、家族はそれぞれみな秘密を抱えてて…というお話。

現代(後期近代)における家族を戯画的なまでにグロテスクに描いた傑作。

宮台真司が以前、ダヴィンチのオンザブリッジで取り上げて気になっていたので観たが、
たしかに社会学的に観ても興味深い作品だ。というか社会学的に思わず観てしまう。

現代の家族を生きるすべての人々にとって生けるバイブルとなるはず。
今日はこのへんで。つづきはそのうち。